
学士(文学)
2026年10月11日
お疲れさまです。かさたたです。
私は文学の学士を持っています。そんなことはどうでもよくて、学士デートみたいな名前のマッチングアプリ(以下学士デート)をやってみたので、レポを書きたいと思います。
ある日、「学士デートでかわいい人と会えて最高だった!」という話を知人から聞きました。
よくあるマッチングアプリだと、マッチしてからメッセージのやり取りをして、ある程度仲良くなったらそこで電話して、それからやっと会える、みたいな面倒なプロセスを踏むものが多いと思います。
しかし、学士デートは自身のプロフィールと女性の好みを入力すると、それらの情報をもとにAIが自動でマッチングして、お店まで選んだ上でデートをセッティングしてくれるという素敵なシステムになっています。
早速やってみました。
まずはプロフィールと女性の好みを入力します。その後、都合のいいエリアと日程を選択します。同じエリアと日程を選択した女性の中から、AIが私にぴったりな女性とマッチングさせてくれるとのことです。
土日に都内に出て行くのは億劫なので、エリアは最寄駅である川崎駅から一駅の横浜駅周辺にして、日程は次の土曜日にしました。
入力が完了すると、審査が入ります。これに通れば晴れてマッチングとデートのセッティングが行われるというわけです。
気になる料金は、なんと初回のデートは無料です!(PR記事みたいになってきたな)初回のデート後、期限内に退会すれば完全無料でデートを楽しむことができます。2回目以降の料金は忘れました。結構高かった気がする。
そして翌日。アプリから審査通過の通知が来て、デートがセッティングされていました。お相手のプロフィールは前日の16時までわからない仕組みになっており、その時点ではどんな人が来るかわかりません。キャンセル防止のためかな。
それから数日後、デート前日。アプリからプロフィール開示通知がきました。
気になるお相手は........
30歳、161cm、ややぽっちゃり
あの、私が好きなのは、25〜28歳くらいの身長150cm〜155cmで細身のかわいい系の女性なのですが。(注文の多い素人童貞)まあ私の好みに関する入力が悪かったんですかね、仕方ありません。AIのアウトプットの質はプロンプトで決まりますからね。前日の私は非常に眠かったので、明日のことはあまり考えず就寝しました。
そして当日、18時に起床。多分15時間くらい寝ました。デートは19時からだったのでセーフです。急いで準備をして横浜駅に向かいました。
横浜駅に着いて西口に出ると、弾き語りの音が聞こえてきます。耳を傾けてみると、アコギの弾き語りなのにテクニカルなカッティングを交えたプレイに思わず足を止めてしまいました。
集合時間まで時間があったので10分程度聴き入ってしまい、マチアプのアポに行くよりここでこれ聴いてた方がよっぽど有意義なんじゃないかと思いはじめます。
そんなことを考えながら、名残惜しさを拭えずに集合場所のお店へ。
到着した旨と服装をチャットで連絡すると、すぐにお相手が現れました。
2時間程度飲食しながら会話して解散。結果としては、私の力不足によりあまり盛り上げることができませんでした。
シンプルなコミュニケーション能力の不足もありますが、ここで私は学士デートの良さの中に隠れる、致命的な弱点を一つ見つけました。
それは、圧倒的にコンテクストが少ない状態で相手に会わなければいけないということです。
冒頭で私は、他のマッチングアプリのことを「マッチしてからメッセージのやり取りをして、ある程度仲良くなったらそこで電話して、やっと会える、みたいな面倒なステップを踏むもの」と表現しました。
上記の通り、他のマッチングアプリではメッセージのやり取りをして、時には電話も挟んでから相手に会うことになります。そうすると、相手のことをある程度知った状態で会うことになるため、話題を準備した上でデートに臨むことができます。
あの人はどういう仕事をしていて、あんなことが好きなのか、ならばその中で深掘れそうなことをちょっと調べておこう、みたいなことができます。
一方で学士デートで会う前に事前に渡されるのは、曖昧なプロフィールのみです。するとどうでしょう、話題を準備するにしても、かなり普遍的なものになってしまいます。仕事は何をしているのか、土日はどんなことをしているのか、地元はどこなのか等々。
コミュニケーション能力の高い人であれば、こういった状況でも場を盛り上げることはできると思います。しかし考えてみてください。取引先と打ち合わせをするとして、事前に資料を共有されている場合と何も共有されていない場合、準備がしやすいのはどちらでしょうか。また、準備をするにしても、より深い内容に至れるのはどちらでしょうか。
圧倒的に前者でしょう。事前のコンテクスト構築はお互いの理解を深め、関係を前に進めるのに大きな役割を果たすのです。
今回デートが終わった直後、場を盛り上げることができなかったことで自己嫌悪に陥り、1週間くらい「もう俺は人間向いてないから恋愛なんて諦めよう」といじけていました。しかし、思考を回しているうちに上記のような結論に至りました。今まで面倒だと思っていたことは、プロセスを前に進める上で非常に重要であることに気づいたのです。その面倒なステップを、今までよりも大切にかつ丁寧に実行することで道が開けるのではないでしょうか。ということで、今回の気づきをもとに他のアプリでもう少し頑張ります。(解散した直後、かなりバッド入ってたので学士デートはその場で退会してアンインストールしました。)
もっとネガティブな記事にしようと思っていましたが、ネガティブだけでは人生は前に進みません。時代は冷笑ではない、熱笑。それに気づけた今日は、ベスト・サンデイ・エバー。それではまた。
